いまじなりぃふれんど

ラブライブ、ゲーム、エアガンとかそんな感じ。

失われた札幌公演 取り戻すための旭川公演


2018年9月9日。
ニトリ文化ホールにて開催されるはずだったGuilty Kissのファンミーティングは、
胆振東部地震の影響により中止。

当時どんな思いだったか、
どんなに辛かったか、苦しかったか。
どうしようもないことで、突然のことで、こんなことってあるかよって。

いつ決まるとも分からない中訪れた延期公演の開催地が旭川で、しかも1月の下旬に行われると聞いたときには
私もだいぶ驚いたもんですけど……


時間が経つのは早いですね。
もう終わっちゃいました、旭川公演。

夢のようで、ちゃんとした現実だった。
北海道の旭川ファンミのレポ、やっていきたいと思います。





会場が道内ということで、まず普段のイベントと違い始まりは新千歳空港ではなく札幌駅からです。
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特急電車になんか乗ったのは久々でしたよ。
就活中に訳あって新幹線に乗った記憶はありますけど。

所要時間はおおよそ1時間半ほど。
飛行機で東京に行くのとさほど変わらないですな。

この時点でイベントに向かうって感じ一ミリもなかったです。
すごいふわふわしてたというか、ぼーっとしてましたね。

「わたしは今何処に向かってるんだ?」
「ていうかなんで電車乗ってんだろう」
「ねむい」

みたいな心持ちでした。
まず飛行機に乗らないということが実感を与えてくれなかった。



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一時間半なんてあっという間です、すぐに旭川に到着。
当日の天気予報は最低気温-20℃とかいう中々に過酷なものでしたが、果たして……


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成人になってからは、仕事以外で来るのは初めての旭川に降り立ちました。
想像してたよりは寒くなかったですけど、夜の冷え込みに警戒しつつホテルに荷物をぽーい。


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来たのが昼なので、すでに物販整理券の配布は終わっています。
そもそも今回の公演で物販は捨ててたんで(真冬の旭川で野外行列に並ぶとかしたくない)。

暇つぶしがてらプレミアムショップが開催されている駅前のイオンへGO。
…田舎にデカいイオンがあるのはどこも一緒なんですね(失礼)


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イオン店内はけっこう面白いことになってました。
田舎のだだっ広いイオンの中にいるわいるわ、オタクがどこにでもいるわ、
キャラクターの立て看板は置いてあるわですごい面白い光景が広がってました。

旭川民の人、きっと困惑しただろうな…w


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プレミアムショップも覗いてきましたけど高額商品を買う余裕はなかったんで、
降幡さんのサインだけ撮って500円くらいのコースターを買って退散。
結構色んな商品が置いてありましたねー、グラブルコラボとサンリオコラボ商品が多かったかな?



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ここから旭川の醤油ラーメンを食べに行っても良かったんですが、
とてもそんなことができるような格好ではなかった(後述)ので幌加内そばで妥協。

味?とり天が美味しかった。
脂身はほぼなかったけど、ササミのようなパサパサ感はなくてむしろジューシィー。
衣もサクサク、あっさりでけっこうイケる。





腹ごしらえも終わったんで、ついに会場へ……。

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やってまいりました。

旭川市民文化会館

札幌での忘れ物を、行われるはずだったものを取り戻すため、選ばれた場所。


人はまばらですけど大半の人は中で待機してました。
外寒いもんね。仕方ないね。

でもここで問題が一つ。

旭川で-20℃ということで最大限の防備をしてきた私の格好は、

極暖ヒートテック上下、
極厚靴下、
新調した冬靴、
冬仕様あったかジーパン、
やたらもこもこした上着
HITACHIの業務用ウォームジャケット、
耳あて、手袋、Aqours帽子、Aqoursネックウォーマー。


…いやあのさ、めちゃくちゃ寒いって聞いてたからさ。
すっごい気合入れてきたのにさ。

当日の最低気温いつの間にか-8℃になってるでやんの。
もう札幌と変わんないよ。

で何が起こったかというと、

暑い。


もうヒートテックいらないよねこれ。
ホテルのチェックイン時間になったので、一時撤退。




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駅前のホテルまで徒歩で戻るのはちょびっと大変。ちょびっとだけね。
不要と判断したヒートテックを脱ぎ捨てて、開場時間まで仮眠。

こんなに余裕をもって動けるイベントは初めてでしたね。
基本会場についたら数時間単位で開場まで待つのがふつうだったんで。




いい感じの時間になったんで、もう一度会場へ……。
流石に夜は冷えるかと思ったけど、全然冷えなかった。
札幌に帰ってきてからの帰路のほうがむしろ寒かった。






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着いたらもう入場待機列が形成されているのでそこにそそくさと混じっていく。
なーに、自分の席は逃げないから物販と違って慌てる必要はない、気楽なもんです。

この、入場待機列に並んだあたりから。私の場合はいきなりドキドキしてきます。
3rdライブのときも、松山ファンミのときもそうだった。


この、

「あっ、これから始まるんだ」
「本当に始まるんだ」
「あの夢の舞台が”また”始まるんだ、またこの目で見られるんだ」

高揚感と期待感、独特の非日常感からくる緊張。
何ものにも例えがたい感情が本当に大好き。




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チケットをスタッフに見せた後、昼では見られなかったフラワースタンドが間近で見ることができました。
このスタンドには色んな思いが詰まってるんですけど、それは今は置いておきます。

協賛のスタンドの中には鈴木愛奈さん向けに千歳市長から送られているものもあってほっこり。





後は会場入りして開演を待つだけ…なんですが。

私の今回の席は6列13番。
どういうことかというと、前から6列目の左端。

もっと具体的に言うと、ほぼ眼前にステージがあって、スピーカーの低音で内蔵が揺れる。

つまり、ステージにめちゃくちゃ近い。

これがどのような影響を与えるかって?まぁそれは…だいたい予想のとおりだったよ。













で。

色んな人と交流したり、初めましてしたり、べらべら喋ってるうちにあっという間にその時はやってくるわけです。


今回のファンミ恒例となった「俺らが入ってきた入り口からキャストが出てくる」登場シーン。
かなり前のほうだから逆によく見えない。

私の席からは入場直後の逢田さんが遠目に見えました。

そっから会場のテンションは一気に爆上がり。
だんだんキャストがステージに近づいてきて……

まだ見えない、まだ、まだ、あっステージに登った…!?



はい。ここで脳みそのネジ数十本逝きました。

そもそも今まで現地参加したファンミは全部二階席。
3rdライブはドームだからってんでまーそこそこ距離がある。

程度でいうなら「顔が見える」レベルまでしか体感したことはありません。

しかし今回は違います。

あまりにも近すぎる。

”表情が”見える。

とにかく近い。


OPを飾るのはいつもどおりホップ・ステップ・ワーイなわけですが、
正直ほとんど覚えてません。
あまりにも鮮烈すぎて。



飛びそうになる理性を必死につなぎとめつつ…あっという間に一曲おしまい。

そのままお手紙紹介のコーナーから、ユニット対抗戦コーナーに…

とはならないんだな!!!!


今回の振替公演は札幌公演の導入客数と合わせるために一公演分増えてるんで、
今日の公演は対抗戦もエキシビションもぜーーーんぶおやすみ!!!

ライブパートまでの前半すべてをプレゼント抽選のミニゲームコーナーに当てるという超大盤振る舞い!!!
え?いやプレゼントは当たんなかったよ。そんなことはいいんだよ!!!!

本来やるはずの流れをぜーんぶ取っ払って行われるのでいつものファンミと違い盛り上がりもすっごいのなんの。


このコーナーは全体的に、諦めずに北海道公演を信じて待ってくれたファンへの恩返しという思いがたくさん詰まってました。
初披露となる鈴木愛奈さんの民謡もそうですけど、13個ものプレゼントを矢継ぎ早に放出し続けるのもいやー面白かった。



個人的にはギルキスお絵かきですよ!のコーナーが一番おもしろかったなぁ。

道民なら一発で分かる奥さんお絵かきですよをもじったコーナーだったけど、
キャストが描くイラストを俺らが当てるっていうふうなルールになってて、

お題が「さそり」のイラストをあいにゃが描いてる中で


私「伊勢海老!!!!!!!!!!」
あいきゃん「伊勢海老?違う???」


とか謎の意思疎通が取れたのが面白くってねー。

「スキージャンプ!!!!!!!!!!」
ジンギスカンを焼いてる!!!!!!!!!!!!!!!」

とか各々が声を張り上げるカオスなコーナーでした。


その他にも四択クイズとかなんやらやってたらすぐにライブパートの時間になってしまいましたのよ。
イベント中は一時間が体感5分よね。





ギルキスのライブなんで、
極力集中して、
上がりすぎて、記憶が飛ばないように…

最初のホップ・ステップ・ワーイみたいになったらほんとに記憶飛ぶから…
ヤバそうになったら深呼吸、集中してキャストを、この場の雰囲気をしっかりと記憶に刻みつけて…

なんて考えてました。ライブパート前ね。




一曲目。
「Guilty Eyes Fever」

アウトー!!!!!!

いや、だめですね。自制とか、できないよね。
思わず飛び上がったもん。ジャンプしちゃったもん2回くらい。
ジャンプすると後ろの人見えなくて迷惑になるからみんなはやめようね。

キレッキレのダンスでしょ?
抜群の歌唱力の暴力でしょ?
死ぬじゃん。

ぼくしんじゃう。しんだ。




私がいた左側にはあいきゃんと逢田さんが中心的に来てましたけど、
表情が見えるのは本当に危険ですね。

もうめっちゃくちゃカッコよくて、マジで見惚れるね。
そんでもって、めっちゃくっちゃに楽しそうに歌ってるの。

もうそれ見るだけで、見るっていうかその表情や雰囲気を近距離で視認してると、あたまばかになるね。




そっから先のセトリはみんな知ってる通りだよ。でもぼくには記憶が残ってないよ。どうしてだろうね。

なんかずっと逢田さんのイケメンフェイスを目で追ってたのとあいきゃんのダンスとあいにゃがかわいかったのは覚えてるよ。










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なんか気がついたら終わってた。
私のクソザコな理性と記憶力はどうにかならないんですかね。

ライブ中のことをまともに記憶できないのは科学的にちゃんと説明できるらしいっすよ。






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んでもって、ライブ終わりと言えば打ち上げですよ、打ち上げ!!!
今回のはフラワースタンドの協賛者及び企画者、実行担当グループの打ち上げになります。
あれが良かった、こんなところあったの気づいてましたか、尊い無理とかみんな思い思いのことをだべりまくり。

今日はじめて会ったような人と好き放題語り合えるのはこの文化ならではですね、ほんとすき。
あとジンギスカン美味かった。スーパーで売ってる薄っぺらいベーコンみたいなのとは違うんですねぇ…。







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んじゃ、最後にまとめていきましょうか。
ちょっと真面目な感じでね。




そもそものところ、ファンミってあんまり理に適ったイベントではないんですよね。
集客効率とか、キャストへの負担を考えるとわざわざ旭川だの、金沢だの、松山にまで行って小さな会場で
イベントして、ライブしてなんてちまちましたことやるより、

都会で一発ドドンとやったほうが、儲かるし、人来るし、ソッチのほうが絶対数では多くの人が楽しくなれるのかもしれない。


でも地方でやってくれるイベントって、地方のオタクからするとすっごい、すっごくありがたいっていうか……
これは上手く言葉にはできないんだけど…。


今回の旭川もそうだけど、地方にたくさんの人が来て、お祭りみたいな雰囲気になって。
いつもと違う、地元が見られるのは、すっごく特別な気持ちになります。

現実的な、今回で言うと飛行機乗らなくていいから交通費安いとか、
荷物が少なくて済んだとか、
すぐに帰れるから楽だったなとか、

そういうのももちろんあるけど、それ以上に、感覚的なものとして。



名古屋から来ました、私は福岡から、とか聞いてる後ろでは中国語が聞こえてきたり。
多くの人との交流もそうですけど、それが地元で行われてるって一生のうちに多分何回もないんですよ。


あくまでも振替公演を「北海道」に拘ったのは、そういう理由だと思いたい。





そんでもって、今回参加させていただいたフラワースタンド企画の話。

もとはと言えば、札幌公演に向けたこの企画。
旭川公演まで引きずって繋いで、半年近いプロジェクトになるとは誰も思ってなかったでしょう。
スタンドに使われたパネルは札幌公演で使うはずだったものなので、ニトリ文化ホールが写ってますね。

企画者のかっかさんは本当に多大なご苦労をされたのだろうと思うといや…ほんとに頭が下がります。
最後の打ち上げの仕切りまで、ほんっとに大変だったと思います。

札幌公演中止直後の、ニトリ文化ホールで初めてお会いしましたがその時はみんな、
なんていうか、こう、絶望って感じで。


正直ファンミどころじゃないよねっていうところではあったけど、
だんだん戻っていく日常と、失われてしまった札幌公演への思いでみんなみんな、苦しい時間をすごして。

でもこのフラワースタンド企画までもが中止になることはなくて、
ずっと今か今かと待ち続け。



そしてついに旭川公演が決まって、無事にここまで、札幌で果たせなかったものをちゃんと持ってこられて。
打ち上げまで、最後まできっちりきっかり、〆までやっていただけたのが本当に嬉しかった。






今回の旭川公演は、Guilty Kissのファンミ、Aqoursのイベントっていう枠組みの中で、
またいつもと違う色んな思いを各々が抱えて開催された特別な公演でした。

イベント中の盛り上がり方も、熱の入り方も、キャストもファンもみんなすっごい前のめりで、
ここで本当に全部を出し切るんだっていう強い気持ちが、会場全体を包み込んでいて。

細かいところは覚えてないけど、そういう空気感とか、感情はすっごい鮮明に覚えてる。



……本当に。
この公演は、掛け値なしに素晴らしい公演でした。








寒さも大したことなかったしな!!!!!!
この遊び、小学生の時にやったわ!!!!!!!!



次は大阪っ、CYaRon!のファンミ!!!気合入れて…!!!



節約生活、します…。

インフルの影響で給料すっごい少なかったのでいろいろヤバイ…。
あ、いや破産しそう金融機関に逝きますとかそこまでではないんですけど、けっこう…は、ははは…。

あのさ、一番お金を使ってるのはイベントでもグッズでもなくて


JALだからね?




ハイこれでこの記事終わりっ!さよならっ!!