ハンマーに振り回される日々

前の職ではパソコンとのにらめっこが多かったですが、今は毎日のように鉄板を切ったり曲げたり叩いたりしてます。

中でも叩く作業が個人的に苦手で、根本的に筋力不足なのもあるけどそれ以上に金属加工とは無縁の人生だったから感覚がまだ分からないのが大きい。

やること自体は単純で、当て板を当てて叩けば伸びて、当てずに叩けば曲がるってそれだけの話なんだけどこれがまためちゃくちゃ難しい。

ハンマーの面角度、振る力、材料の押さえ方とかとにかくシンプルに自分の入力がそのまま出力されるもんで、下手くそにはけっこうくるものがある。

とは言え、今日は「なんとなくこんな感じか？」みたいな触りをつかんだ気がする。

一発で想像してた通りの形に加工できた時はやっぱり気分いいし、スカッとする。

単に直角に曲げるだけなら慣れてきたし1.5ポンドのハンマーがだんだん手に馴染んできた、気がする。

しかし打ち抜きとかに使う2ポンドのハンマーはいまだに重くて扱いきれん。

完全にコントロールできるのは最初の数分だけだし、すでに何回か左手をぶっ叩いた。痛い。

しかしこう四苦八苦しながら自分のできることが増えていく感覚は、やはり楽しい。