いまじなりぃふれんど

ラブライブ、ゲーム、エアガンとかそんな感じ。

CYaRon!1stライブ 福岡公演レポ


コロナウィルスはいつになれば収束するのでしょうか。
そもそも何を持って収束したと判断できるのでしょうか。

3月にあったイベント。

鈴木愛奈さんが出演するリスアニ!ハルヤスミ
降幡さんの沖縄ロケDVD上映会
鈴木愛奈さんのリリイベ

どれもこれも全部中止になってしまいました。

なんかもう、どうしようもないことだけに、何に当たることもできなくて辛いですね。
AZALEAのユニットライブも今のところは延期ではなく中止という判断であり、心苦しいばかり。


もういい加減自粛にも飽きてきたというか、
悪い意味で気持ちも落ち着いてきたので…

そろそろ。
CYaRon!の福岡公演、あの自粛宣言の直前に滑り込むような形で、ギリギリのところでどうにか実現したあのライブを。
まとめたいと思います。





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【観光】

今回のライブ日程は2月22日~23日の二日間。私は22日現地入り、24日帰宅の二泊三日のスケジュールで福岡に飛びました。

事前に見た天気予報から

「九州といえど気温的には寒そうだからこれくらいの格好で」
「でもやっぱり南の土地だからジャンバー要らなかったとかなりそうだなー」

なんてことを思ってましたが、普通に想定通りの寒さでした。外に居た時はほぼ上着を羽織って移動な感じ。
南だろうがなんだろうが気温が低ければ寒い、これが現実。



時間的にはそこまで大幅な余裕があったわけではないですが、満足の行く観光ができたと思っています。
ライブ前の時間を利用して、二日目の午前や三日目の出発前なの空いた時間に突っ込むような感じで会場周辺はけっこう広く回れたかな。

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特に小倉城周辺は結構練り歩けたと思います。

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土産物屋で売ってたネジチョコ。ちゃんとはまる。


やっぱりライブが一番の楽しみではあるんですけど、こんな北から南への大横断をかましているわけですから、
できる限り観光も楽しみたいのです。

その土地にしかないものや空気、もちろん食べ物なんかも。

今回も同行者は何度もお世話になってるHさんですが、一人だと少し心細い知らない土地も見知った友達となら何倍も楽しく思える。
普段ならしないようなはっちゃけ方もできるし、童心に帰ることができるとでもいいましょうか。

自然体の自分で、純粋に楽しむというただそれだけのことではあるんですが大人になるとそういうこともできなくなってしまうんですよね…。
だからこそ、遠征の時はものすごく楽しいわけですがね!



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門司港駅周辺も三日目にけっこう無理やりねじ込む形で回りました。
この時はHさん他、以前ようまりおじさんの会でお会いした変態Aさんとも一緒に。


うーん、やっぱり海の景色っていうのはイイですね!
地元が海に近いので、やはり親近感と言うか安心感を感じるんですよね海が近いと。

それにこの街はレトロでモダンな雰囲気が地元にとても良く似ている。

いっぱい写真も撮ったんですけど…。




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上げてる写真は殆どがスマホで撮ったものですが、実際にたくさん撮っていたのはこっちのミラーレスの方。
ただこいつで撮った写真はファイルサイズが大きくて縮小しないとブログにアップできない…のがめんどくさいので上げてないです。


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でも今回のは新しく購入した軽量なズームレンズを引っさげてきたこともあっていつもの倍以上に撮りまくってました。
こんな気持ち悪い体制もお構いなく夢中になるくらいにはいろんなものを撮れたと思います。

思い出や空間を「切り取る」感覚はスマホにはない魅力ですね。いいものが撮れてるかどうかは置いといて、とにかく楽しいです。







【ご飯】

ライブ終わり後の、一日目の打ち上げ。

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もつ鍋 田しゅうさん。

しっかりとした味付けと歯ごたえのモツをたらふく食べる。
メンバーは私含めHさんとAさんの3人。

やはり初日の打ち上げというのは二日目の打ち上げと比べてかなり盛り上がりますね。
興奮気味というか食い気味になってしまいます。どうしても。

モツ鍋自体とても美味しくて普通ならとても話どころではないはずなのですが、
オタクはこういうところで上限がおかしくなるので仕方がない。

個室でしたが、周りの個室もほぼ全員オタクだったので周辺が異様な空間になっていました。笑。


因みにこのメンバーは全員もれなく変態だったためいつも以上にトークが斜め上にぶっちぎってて正直言ってめちゃくちゃ楽しかったです。





二日目の朝食。

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資さんうどんの、ごぼ天うどん。福岡といえばこれでしょう、たぶん。

因みに肉ごぼ天うどんはけっこう朝早くに出たにもかかわらず売り切れてました。オタク殺到しすぎだぞ。
Hさんと一緒にだべりながらずるずる啜る。

なんと言っても、もっっちもちの食感がたまらん。
朝に食べるには十分すぎるボリューム。ごぼ天もほどよく出汁を含んでいてかつシャキシャキとした食感はそのままでとても美味い。

驚くべきはその価格で、なんとコレ一杯で430円である。
二人合わせても860円。ラーメン一杯の半分の値段だぞどうなってんだ。




二日目の昼食。

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竹なかの、ふく定食。
ふぐなんですけど、なぜか「ふく」っていうらしいですよ。不思議。


ちょうど昼時にふらふらしつつ

「なんか良いお昼ごはんないですかねー」
「どうせだし福岡っぽいもの食べたいよね!」

「ふぐ定食!!!」
「ふぐ!!!!!!」

「ふぐ食べたい!!!!」
「よっしゃ行くか!!!!!!」

みたいなノリでHさんと一緒に入店。
見た目からしていきなり予約もなしに入っていい店ではない雰囲気だったけど、
入ってみたら普通に個室が空いてました。


実はまともにふぐを食べるのは少なくとも記憶の中にある内では初めての体験である。
明らかに高そうな定食だが、実際2900円というシラフならぜっっっったいに手を出さない価格帯。

だが遠征中のオタクは基本的に馬鹿になるのでお構いなしに買う。
財布の紐は常に全開放だ。限度はあるけど。


んまぁぁぁぁぁぁなんといってもコリコリとした言葉では表せない食感。
舌触りは滑らかで正に高級なものを食べてる感がすごく満足感が半端じゃない。
絶対にライブ前の昼食に食べるようなご飯じゃない!!!

でもべらぼうに美味しかった。ある意味福岡で一番印象に残ってる食事。



二日目の打ち上げ。

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博多水炊き もも焼き 藤の水炊き。
今度もメンバーはHさんとAさん。

鶏肉大好きな私からすれば正にごちそう。
つみれや野菜を投入する度に味が変わっていくのがとてもおもしろい一品。

味が変わる度に出汁を飲み比べてみたり、最終的には煮詰まった出汁で絶品の雑炊を作ったりとこちらも贅沢の極み。

二日目の打ち上げはいくらか落ち着きがあって…

落ち着き…?あったかそんなの…無かった気がする…。

いや、多分あった。そういうことにする。


一日目の興奮気味な打ち上げに比べると二日目は結構シリアスな話が話題になったりもするから、これはこれで真面目なトークとかもできて楽しい。
とにかくこのメンバー、私とHさんはともかくAさんとHさんは私を介しての友達の友達状態な割に、かなり食い込んだ話ができるのでとても満足感の高い打ち上げになりました。

ただその分えげつない話もばんばんしてたので近隣の個室の一般人のお客様には多大なるご迷惑をおかけしたかもしれませんが、
まぁ、
ごめん。





三日目の朝と昼兼用。
門司港駅周辺にて。

ドルチェの焼きカレー、バナナコーヒー。
HさんとAさんと共に。


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焼きカレーにしてもバナナコーヒーにしても、濃い。とても濃い。

焼きカレーは焼きなだけあって旨味がぎゅっと詰まっていて一口一口の満足感がとてもいい。
それでいて辛味はそこまで強くなく、後味もダラダラと残らずにスッと通っていく。でも味の印象は強い。

バナナコーヒーはバナナスムージーにコーヒーがブレンドされているような感じだったけど、とてもドロっとしていてストローで啜るのが大変。
コーヒー感はそこまで強くなく、バナナスムージーにコーヒーの風味が足されているような印象。
とても腹にたまる。うまい。









【ライブ】

CYaRon!のユニットライブは初っ端からしてハードルが高かったように思う。
一番手で飛び出したGuilty Kissがあんなバカみたいに盛り上がるセトリを組んでしまったもんだから。

実際ネットでの雰囲気も「まぁどうあってもギルキスを超えることはできないだろう」という感じだった。

なんて言っても新しく追加された3rdシングルにCYaRon!はいわゆるブチ上がり系の強い曲がなく、
どちらかと言うと落ち着いた曲が多かったのが割と痛いところだった。

単体として見ると悪いわけではないんだけど、正統派アイドル系ユニットだとかギャップのCYaRon!だとかそういうキャッチコピーから持ち歌のイメージがなんか微妙にずれてきてる感じがするのはいがめない事実である。

しかも会場もこれがまたクセのある会場である。



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西日本総合展示場
今回の会場は元々ライブ向けに作られた会場ではない。

ライブをすることもできるスペース、という場所だ。

なんて言っても全面だだっ広くてまっ平ら。スタンド席がなくフルアリーナである。
どうしたって後方席に配置されてしまったファンの満足度は低くなる。

ロッコに頼るにしても、限界というものがある。
今回のセトリやライブの内容は運営が仕切るというよりはキャストの発案が大きく反映されるライブなので、CYaRon!メンバーはすごく悩んだはずだ。

どうすればファンを満足させられるか、どうしたら楽しく思い出に残るようなライブにできるのか。

その結果が…



・CYaRon!はテンションがアガる曲が少ない

→既存の九人曲から引っ張ってくる曲はほぼ全てアガる系の曲、かつCYaRon!のイメージに合う曲を選ぶ。セトリも上げ下げのバランスを考えた構成にする。



・後方の席からはステージがとても遠い、センターステージもないのでつまらん

→トロッコだけでは限界があるので、もうセンターステージを擬似的に作る。そこで歌って踊る(←!?!?!?!?)



・目玉曲であるブレイブハートコースターがちょっと弱い

→スクリーンに映し出されるリアルジェットコースターにキャストが乗って絶叫する映像を同時に流す演出で派手さをプラスする(←!?!?!!!!!??????)




…まぁとにかく、あぁ言えばこう言うならもうそれ全部片っ端から解決しよう、よくしよう。使えるもの、出せるものはなんでも使おうとにかく最高のものを作ろうというのが、セトリ含めてMCのギリギリのネタとかからも感じ取れました。

本当に思いやりというかいろんな気持ちを、感じるそんなライブでした。
きっとたくさん考えて、考えて考えてその末に出来上がったものを私は見ているんだと、そう心の底から感じられるライブでした。



ファンが考えてくるような予想とか大体裏切られたと思うんですよね。誰があんなライブを予想できるっていうんでしょうか。
まさかセンターステージを「ないなら作ればいいじゃない」で作るとは思えなかった。

ロッコも結構多めで、実際私の席は2日とも後方よりだったので近くで見られる機会も多く疑似センターステージなんか二日目にいたっては至近距離というほどではありませんでしたがアンスコが見える表情がよく見えるくらいに近くて、その表情がまたすっごく楽しそうで何が言いたいかって言うと新衣装は何とは言いませんけど脈動感がすごくて髪型もすごくてつまり降幡さんが死ぬほど可愛かった。

今回の降幡さんやばかったですよね。ユニットライブだからってアレンジ加え過ぎですよ殺す気か???
二日目のコドク・テレポートとか初っ端から殺意マシマシのアレンジを打ち込んできたから私は人生で初めて

「ん゛ぅ」

って言って一瞬意識が飛びかけた。マジでうずくまりそうになった。




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あんなに清々しい気持ちでライブ会場を後にしたことは少ない経験だった。
実際この写真のあとすぐに撮った記念写真では自分でもちょっとびっくりするくらい私はいい笑顔をしていたし。










さて、ここからはちょっとシリアスに。

このライブは本当に楽しかった。
二泊三日の間は夢のようで、いつまでもこうしていられたらどれほど幸せだろうと思うくらいには。

楽しかった。
楽しかったからこそ。

この後にユニットライブのトリを務めるはずだったAZALEAの公演が中止になって、
そこからばたばたとドミノが倒れていくようにあまりにも多くのものが崩れてしまったのが、どうしようもなく辛い。



今までずっと、ずっと。
ライブがなくなるなんて、そんなことはそうそうあることではないと。
胆振東部のあの地震で札幌ファンミーティングが消えた経験があったにもかかわらず、
ライブは何事もなく開催されるものだと無意識に考えているからこそ。

まぁ、本当にしんどい。



でもだからこそ、今ある時間というのはとびきりの特別で二度と取り戻せない時間なのだということを、強く再確認することもできた。

ライブで思いっきり楽しむこと。
現地で友達とたくさん遊んで飲んで食べて話して笑い合うこと。
行きの飛行機はドキドキワクワクで、帰りの飛行機は寂しくて。

開場前の会場を前にどんなライブになるかを予想し合ったり。
開場後の会場内でそわそわしながら気持ちを紛らわすためにあんまり関係ない世間話をしたり。


「また明日!」
って言って別れてそれぞれホテルに戻っていく光景。

「また今度会おうね!」
って言って空港で別れる時。

「お久し振りですーっ!!」
って、数ヶ月ぶりに会ってハイタッチして、ハグする時。


ライブは楽しい。
そこが一番なのは変わらない。

でもそれと同時に、人と人とのつながりもまた、かけがえのない縁であってとても尊くて儚いものだとも思う。


今回の遠征は節約のためにHさんと同部屋でツインの最上階角部屋をとって、初めてのお泊りちょっと緊張したりもしたけど、
まぁ何もなくそれでも自然体でいられたのが個人的にはとても嬉しかった。

いつもなら「また明日」なところを「じゃあ帰りますかぁ」って、コンビニによってホテルに戻る。
ウィスキーのコーラ割りをちびちび飲みながら明日の予定とかをダラダラ話すそんな時間が、終わってみればとても特別な時間だったのだと感じる。



不思議なことで、その特別な時間は実際に過ごしている時はそれほど特別とは感じなくて、
終わってから「あれは特別な時間だったのだ」と実感する。



年に何回あるかわからない機会だから、
その数少ない機会さえ外的要因であっけなく無くなってしまうから、

だからこそ、この一つ一つを大事にしたい。
大事にしたいものがある幸せな今を噛み締めなくちゃいけない。




次の公演は、追加公演としてコロナが広がる前に告知された5月のさいたま。
開催されなかったとしても、私は関東に飛ぶつもりです。

だって私はライブだけじゃなくて、
友達と会える時間も大切なものだと、
今はそう思えるからです。

私のモットーは5thのあの虹に約束した、

「今という瞬間を、永遠の思い出にしよう」

なので。
そこにだけは拘りたいのです。

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それでは。