黒澤ルビィがエロいという風潮はなぜ生まれたのか
今日も今日とて休日出勤を満喫してまいりました。
ベッセルさんが発売した電動ドライバーなるものを最近買ったのですがこれがまた中々使える代物で驚いております。
さて、本日の話題はそんな休日出勤中に鋼材とにらめっこしながら考えていた
「ルビィちゃん=エロいという集合無意識はなぜ生まれたのか」
という点について考えてみたいと思います。
まとめサイトではやれルビッチだのふとももだのむちむちだのと揶揄される彼女ですが、
コンテンツが始まった当初にはそんな風潮はなかったはずでアニメ放送中~終了後にかけてこういう流れが自然とできあがったように思います。
その原因というか理由を推測してみよう、という話です。
・「エロ」と「エロい」には雲泥の差がある
さてはて、今や星の数ほどのゲームやアニメ、マンガが世の中には存在するわけでして…
その中には同じように星の数以上に多くの「キャラクター」が存在するわけですね。
特にソーシャルゲーム界隈では、魅力的なキャラクターを生み出すためにきっと製作者は四苦八苦しているのでしょう。
当然の話ではありますが、ユーザーがコンテンツに投げ打つことができる資金には絶対的に限りがあるのです。
オタクもそこまで馬鹿ではないので、
とりあえず乳と尻がデカくて腰の細い女のキャラクターを出せば売れる
なんてことはありえません。絶対にありえません。
なぜならそんな単純な理屈が通じるなら今頃日本各地のソシャゲ運営会社は皆一様に順風満帆の会社運営ができているからです。
しかし実際はソシャゲはまさに戦国時代で、どこもかしこもしのぎを削りあっている状態です。
結論から言うと乳がでかいとか幼いだとか大人だとかそんなものはただの数値とガワ、つまりは外側のお話であって中身が無いからであります。
ガワだけなら似たようなものはいくつも存在します。
結局架空のキャラクターであれ、現実であれ、重要視されるのは中身のほうなのです。
そしてこの中身と外側がうまいこと噛み合ったときにこそ「エロい」は生まれる。
それ以外はただの「エロ」です。押し付けにすぎないただのものでしかありません。
前者は魅力を、そして金を生み出しますが後者が生み出すのはドン引きくらいのものです。
エロい、というのは必ずしもエロと結びつくものではなく、
エロ可愛い、エロカッコイイ…などその他にも儚さや優しさ、憂いやときには悲しみなどからも生まれる非常にあやふやなものです。
ですがだからこそ、ひとえにエロいというのは決して馬鹿にできるものではなく、キャラクターの魅力を語る上では重要な要素の一つでもあります。
・ルビィの外側は数字だけで見れば大したものではない
先に結論から言いますがルビィのエロいという要素はガワ、先程も言った外側の要素に関しては概ね「比較」の概念からエロいが生まれています。
単純な数値だけ見ると、
身長:154cm
B:76 W:56 H:79
と、特に出るとこもなく出ていないところもないまぁなんとも言えない体型です。
なのでこれ単体では魅力には結びつかないのです。
しかしこれはラブライブを追いかけてきた人間からするととある人物との引っ掛かりによって、
大したことのないはずの数値が大きな意味合いを持つことになります。
そう、矢澤先輩です。にこにーです。
彼女はμ'sの中ではまぁその…なんだ、みなまで言わせるな。デリケートな話題になるかもしれないから。
にこはルビィと体格も髪型も似ている(なんなら初期ではルビィはにこまきの子供とか言われてた事もあった)のですが、
ルビィはにこよりも
胸がデカいのです。
その差数値にするとたった2cm。わずか2cmですが決定的に確実的に間違いなくにこよりも、デカいのです。
オタクは馬鹿なのでそういう情報にはすぐに飛びつきます。
ちなみにルビィと海未ちゃんは同サイズ。
体格や身長の差から考察した結果、
ルビィは、なくはないというよりは、ある。
という概念が集団の中で無意識に形成されます。
一見するとなさそうに見える、なさそうなキャラクターではあるが、
よくよく見なくても普通にあるというのはパンチが弱いですがギャップを生みます。
何事においてもギャップは強い武器となりえます。
ただ単に外見のアドバンテージだけで戦えるほどこの界隈は甘くはないのです。
それだけで勝てるのならルビィよりも身長が低いのに乳がデカい花丸や、金髪巨乳の鞠莉が覇権を握っているでしょうが現実はそうではありません。
何度も言いますが、それに付随する要素が重要なのです。
・一年生組の中でルビィに与えられた武器
さて、数字的な話は終わりにして次は外側のなかでも特別重要視される一番の武器についてです。
ここに置いてもルビィの魅力は「比較」によって発現します。
ラブライブ!サンシャイン!!はアニメに限って言えば学年ごとにまとまるシーンが多いです。
なのでキャラクターの魅力を語るには同学年の別のキャラクターとの兼ね合いや会話なども決して無視できない要素です。
そうです。
脇です。
ここに関して異論を唱える人はいないと思います。
なんでって言われると返答に困りますがなんかもうそういうものとして認識されているからです。
これも集合無意識というやつですね、なぜ善子といえば脇なのかは私は興味ないので分かる人がまとめてください。
ちなみに善子は公式で美人設定なので体型はスラッとした印象をユーザー側が持っています(ここ重要)
次に国木田花丸ですが、
乳です。
お前、お前なこれが一年前まで中学生でしたってそれは無理があるだろうよと。
国木田山脈とか言われるのも納得ですよ。
その数値驚異の83
圧倒的ですね。これはもう人気ナンバーワンキャラクター待ったなし…
と言いたいとこですが、現実は違うんですねこれが。世の中はそこまで簡単ではないのです。
それにアニメではそのへんの体格的なところで注目されるような目立つ描写はそれほどなかったので、
太ましいのではなく、小柄だけど乳がデカいという印象をユーザー側が持っています(ここ重要)
さて本題の黒澤ルビィです。
脇と乳を取られた彼女に残されたものはなんなのでしょうか。
先程挙げた、なくはないのではなくある。というのも国木田の前には儚く敗れ去ります。
そもそも属性被りは厳禁です。
そこで彼女に与えられたもの、それは。
ふとももです。
数字に現れず、アニメーターの描き方次第で変動が激しく安定しない要素がルビィに与えられたものでした。
それは露骨に催促されたものではなく、おそらくはユーザー側が無意識に、自然に誘導されるような形で…
考えてみればルビィはアニメ4話の時点で既に、
こんな練習着を披露してるわけですが明らかにおかしいですよね。
Aqoursメンバーの中でもスカートなのは善子とルビィだけですお前まともに練習する気あるのか
しかも白のニーソックスまで着用してくる徹底ぶりそれ誰に見せるんだよ
現実的に考えるならありえない格好ではありますがあくまでフィクションの話なので、
格好もキャラクター性と強く結びついていることがわかります。
つまりルビィはこんな小動物みたいなツラしておきながら自分の太ももを強調して見せることには抵抗がないというかむしろそこに自信を持ってるわけですね。
善子ならまだキャラクター的にギャップはありませんがルビィには強烈なギャップがあります。
これによって発生したルビィ=ふとももという感覚はユーザーに伝わり、極めつけは映画の「あのカット」です。
初見のときは「おぅこれ運営完全に味占めてるな…」と思いましたね。
あとこれは関係あるかどうかわかりませんけどルビィがふとももふともも言われるようになってからキャストの降幡さんまでふとももが逞しくなりだしたのにはなにか相乗効果を感じざるを得ませんね(なおそれから所属事務所に痩せろと怒られた模様)
・最大にして最強のエロス、性格の矛盾
さてここからが本題です本番です。私が一番言いたいことです。
外側ではなく中身の話です。
黒澤ルビィというとどういうキャラクターなのか。
気が弱いけど芯が強い、姉のプリンを勝手に食べる、朝よく寝坊する……
色々な要素がありますが、一番まっとうな魅力として上げるべきなのは劇場版で強く発現した芯の強さとか、直向きさや素直で純粋な気持ちを上げるべきなのでしょう。
実際そういう「カッコいい黒澤ルビィ」が私は好きなのです。だから推しなんです。私が持っていないものを彼女は持っているから。
しかし今しているのはエロい話です。
彼女の最大のエロスをを生み出しているのはずばりこの性格面にあると私は考えます。
まず第一に彼女は「気が弱い」という性格を持っています。
人見知りで、ためらいがちで、強く迫られると物怖じしていまうところですね。
一点に関しては強く出られる彼女ですが、か弱い少女であることには変わりなく基本的には引っ込み思案なのです。
第二に「生意気」です。
はっきり言ってしまうとクソガキな面です。
姉のプリンを勝手に食べるもそうです。朝寝坊は常習犯。ほしかった服を買うために後先考えずに財布をすっからかんにする。
スイーツに目がない。アニメ二期ではだいぶ小悪魔な要素も見せております。
ませてます。割と調子に乗りがちです。
そもそものところ黒澤ルビィ、
お前絶対自分のことカワイイって思ってるよな???
でなきゃこんな表情できるわけないしそもそもアイドルなんかやろうとしないだろうという話なんですけど。
「お前自分のことカワイイとか思ってんだろ!!」
とか言われても
「それは思ってます…」
とか普通に返しそうだもの。
何が言いたいかというと、
ませてるくせに
押しに弱い
これ。
コレに尽きます。
なんならこれだけ言いたかった。ほかは蛇足です。
下手に煽ったりするくせに逆上されると怯えて何もできなくなっちゃいそうな危うさというかクソガキ感が一番の要素だと思いました。
それだけ言いたかったのでこれでこの記事は終わりです。
なんでいきなりこんな記事書いたのかについては、
コロナのせいでなにもできないからちょっとくらいおかしな記事書いても許されるかなって、そう思った次第でございます。